
目次
概要
11/4にGPIFは7-9月期の運用収益が1兆7220億円、0.88%の赤字だったと発表しました。
1-3月期、4-6月期と3四半期連続の赤字であり、3四半期連続の赤字はリーマンショック以来、13年ぶりとなります。
大切な年金の運用ですので、「損失」とみるとドキッとする方もいらっしゃいますよね。
以下で市場運用開始以降の運用実績を確認してみましょう。
2001年度から2022年度第2四半期までの運用実績
GPIFのHPで運用実績を確認することができます。
https://www.gpif.go.jp/operation/the-latest-results.html

2001年度から年率+3.47%、99兆9,567億円の収益となっています。
各メディアではGPIFが赤字を出すたびに盛り上げていますが、上記の数字をみてどう感じますか?
私は現在の市場動向を考え優秀なパフォーマンスだなと感じます。
GPIFの次に規模の大きいノルウェー政府年金基金は、7~9月期に4490億クローネ(約6兆3000億円)の運用損失を出しています。
各国の年金運用で損失が出ているようですが、非常に安定した運用ができていると感じますね。
GPIFのポートフォリオは「4資産」になっており、年金財政上必要な利回りを得つつ、最もリスクが小さくなるようになっています。

おわりに
将来の年金資産の増減は多くの方が気になると思います。
これまでの運用収益を見るに、メディアでの短期間を切り取ったマイナス報道に不安を感じず、全体を見ることが大切だと感じます。
個人としてもGPIFの運用を参考にしながら、長期・分散の運用を心がけていきたいと思います。
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