投資

金融機関の窓口で投資信託を購入してはいけないのか?

「銀行窓口では投資商品を購入するな」

「ネット証券で買ったほうが手数料が安い!」

「売り手の都合で商品を買わされる」

ネットで検索するとそんな言葉で溢れていますよね。

今回は売り手側の視点からの部分を記載したいと思います。

金融機関窓口で購入してはいけないのか

実際にどうなんでしょう。対面で相談できた方が安心しませんか?

試しに【金融機関窓口 投資信託】で検索してみました。

1番上には【投資信託 銀行で買う な】とあります笑

銀行で買ってはいけない理由とは?

ネットの記事でよく見かけるのは、「コスト」についてかと思います。

投資信託にかかるコストは以下の3つです。

  • 購入時手数料
  • 信託報酬
  • 信託財産留保額

この3つについてはこちらの「注意点」で触れています。

https://papasan-inves.com/?p=36

この3つの中でも特に「購入手数料」については販売会社が設定できるため、「ネット証券では無料なのに銀行窓口では有料」ということが起こります。

一方で手数料が悪いことかと言えば一概にそうは思いません。

相談に乗ってもらい、アドバイスを受ける上で、ボランティアでやっていては会社が成り立ちませんよね。

あくまでも「適切なアドバイス」をしてもらえる場合によりますが。

それよりも銀行窓口で買うことが「悪い」のはもっと別な部分にあると考えています。

会社の収益やノルマの問題

ノルマ

大半の営業マンはお金が欲しいわけでもなく、目標やノルマを追わされるために無茶な販売をしています。

それによって中には説明不足であったり、高齢者へ家族同席もせず販売してしまう営業マンがいるのではないでしょうか。

大半の社員は顧客にとって、自社の商品でできる最大限の提案をしていると思います。

もちろん、不適切な販売はいけません。

会社としても過剰なノルマを持たせずに、モラルを持った社員育成をしていくべきです。

収益の確保

低金利下において、金融機関の収益状況は大変苦しいものになっています。

収益を上げるためには投資商品や保険商品の販売に力を入れ、手数料収入を上げることが大切です。

しかし金融機関の営業は、未だ体育会系で労働集約的側面が強く残っています。

そうした面から効率化が進まず、費用対効果も悪いため、収益を稼ぎ続けなければならないのではないでしょうか。

結果として末端の営業マンへ皺寄せが行くのだと思います。

低金利下で収益構造が悪い→DXも進んでおらず、非効率→末端社員が稼ぎ続けなければならない→顧客に無理をさせてしまう

そんなサイクルになっているなと感じます。

金融機関で購入してはいけないのか

では、絶対に金融機関の対面販売で購入してはいけないのでしょうか?

決してそんなことはないと思います。

資産運用に感情を入れるべきではないですが、適切なアドバイスと信用できる担当であれば良いのかなと個人的には思います。

しかしその見極めは非常に難しいですよね。

今はネットで簡単に情報が手に入るので、自分で少し調べてネット証券を利用するべきだと考えています。

それができなければ、手数料を払ってアドバイスをもらう方が良いかもしれません。

おわりに

私自身過去に金融機関に所属していました。

悪い営業マンもいれば、素晴らしい営業マンも山のようにいます。

逆に沢山の素晴らしいお客様と、一部の悪いお客様(おきゃくさまというのが適切ではないレベル)もいます。

お金のことは非常にシビアで、時間の経過とともに相手の言い分も大きく変わってしまいます。

情報が溢れている今、自分の大切な資産を守るために、最低限の知識を身につけていきたいですね。

私も引き続きみなさんと一緒に勉強していきたいと思います。

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